このスピーカーは絶妙な響きを再現してくれるとつくづく思うようになりました。低音領域の再生についても予想以上に再生力があると感じました。同僚は何故このように音域が伸びてバランスよく音が広がるのか不思議だと何度も言って驚いていました。

2010年1月15日

年末にSP300が届けられてすぐに、離れの部屋(仏間の隣が臨時のオーディオルームになっています。
我が家では庭に面している一番静かな場所で、ロケーションとしては最適)にセッティングを完了し、まず「STRADIVARIUS ON GOLD CD」をかけました。
このCDは私の定番になっていて視聴する時の基準にしているものです。
ヴァイオリンの音色、特に繊細な残響の余韻とか弦楽器特有の微妙な色艶みたいなものが、どのくらい響いてくるか興味津々でした。
始めて聞いた印象は、正直に言うとSP200で普段聞いている感覚とさほど変わらない感じもしましたが、音の広がりがSP200より奥深く広いかなと感じる程度でした。それは、この間SP200ずっと鳴らし続けておりましたし、エージングも進んで私の好みの音に馴染んできて、その間の思い入れもあったからかなと思います。
年末年始のお休みの間、電源ケーブルや手持ちのアンプをとっかえ、ひっかえ変えていろいろなジャンルのCDをかけてみました。
するとやはり、SP300も期待通り、ギター演奏や女性ボーカル(私の好みはこのジャンルです)では、このスピーカーは絶妙な響きを再現してくれるとつくづく思うようになりました。
特に、雪の降る夜は、部屋もまだ暖を取ったばっかりで、ピーンと張りつめた空気が漂っていますので、余計にSP300から奏でられる音が柔らかく立ちあがって、しかし、クッキリとした音の輪郭が明確に届いてきます。
(これは、雪国に住んでいるから余計に感じるのかなと一人で納得しています。・・・あくまで個人な感覚ですから)
また、暮れにせっかく、モニターの機会を得たので、オーディオが好きな同僚を我が家に招いて視聴会(お茶会です)なるものを開催しました。
この先輩は、趣味で学生時代に手作りアンプやスピーカーづくりを楽しんだ方で、私も独身のころよく手作りキットの指導を受けたりもしました。
彼は、寺垣スピーカーについては、全く知りませんでしたが、SP300のユニットの形状(平面のバッフル版)で何故このように音域が伸びてバランスよく音が広がるのか不思議だと何度も言って驚いていました。
一応二人だけの視聴会ですが、オーディオチェック用CDで、高低音域やバランスのチェックを型どおり試してみましたが、低音領域の再生についても予想以上に再生力があると感じました。
これで、更に専用ウファーがセットされると音域に厚みが増すことは間違いないし、どのように低音領域が伝わってくるのか?全体の音域の広がりはどうか?興味が湧いてきます。
そこで、せっかくSP300を購入できたので、なんとか近い将来ウーファー(寺垣スピーカー TERRAシリーズ WF300)も揃えて寺垣スピーカーの能力を味わってみたいと思っています。

(2010年1月15日 山形県 団体職員)

◆当社からのコメント

寺垣スピーカーSP300をお受け取りになり、すぐにセットされ、その日のうちに、その素晴らしさを躍動感溢れる表現で感動的なコメントを送っていただきました!!
寺垣スピーカーをお聴きになった時の衝撃や驚き、身体内面から、心の底から気に入っていただけている喜びのご様子が如実に伝わってきます。