SP300到着以来,なかなか余裕もなく,じっくり音を楽しむことができていなかったので連絡が遅くなってしまいました。
開封後最初に聴いた時の第1印象は、あれこれ音楽ジャンルを変えてみると得意不得意がはっきりとしているようにも思いました。
ところが,先日部屋の模様替えと合わせて,何となく普段のアンプを別のものにつなぎ換えてみたところ,思いもよらない劇的な音の変化に遭遇しました。
いい意味で「余計な音圧がなく,それでいて音の広がりがすばらしい」そんな音となって私たち夫婦を驚かせてくれました。
SP300について,しばらく懐疑的だった妻も「今まで気づかなかった楽器の音まで聞こえる!」と喜んでいます。
また,日に日に音も変化しており,これからの音楽生活がますます楽しみになってきました。
今ではSP300のロットナンバーが3と4であることに,にんまりして誇りすら感じています。
音を形容するのがあまり得意ではないので,この程度しか書けませんが,とにかく今は満足しています。
今後も気づきがあればメールします。
素晴らしい商品をありがとうございました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
(2011年3月10日 広島県 教員)
お客様は,生まれて間もないご子息のために、「(将来)音楽をやらせたい、できるだけ良い音でさまざまな音楽を聴かせたい」という奥様と共通した思いをお持ちでした。
こちらからご紹介した資料や書籍(下記にご紹介します)をお二人でお読みになり寺垣武氏や寺垣スピーカーについてじっくり研究された結果、奥様にも賛成していただき、これなら間違いない、とご納得してご決断されました。)
自然音に近い良い音を聴きながら育つと脳が活性化され脳の発達に大変良い影響を与えるようです。お子様への教育的な配慮や癒しの空間、安らぐ生活環境を求めてご購入される方も多くいらっしゃいます。ご満足いただけて本当に良かったです。
以下はご検討の際お読みいただいた書籍ですが、寺垣氏と寺垣スピーカーのコンセプトの一つ「自然から学ぶ」を知る上で大変参考になります。
●「アナログを蘇らせた男」森谷正規著 (講談社文庫)
レコードの溝に刻まれた音楽の全てを、現在のプレイヤーが引き出してているかといえば決してそうではない。
奥深いアナログレコードの音を求めてついに独創的なLPプレイヤーの開発に成功した、一匹狼の技術者・寺垣武の爽快人生・生き様。プレーヤーが完成しても、その音を忠実に再生できるスピーカーがないため、今度はスピーカーを開発。これが寺垣スピーカーです。
●「ピアノがなぜ黒いのか」 斎藤信哉著 幻冬舎新書
欧米では木目仕上げが主流のピアノ。なぜ日本では「ピアノと言えば黒」なのか?
日本人にとって一番身近な楽器なのに、プロでも知らないことがたくさんのピアノ。日本人とピアノの不思議な関係をひもときながら、調律マン、セールスマンだからこそ伝えられるピアノの魅力を語る。
寺垣スピーカーの発想と似ているところが多く、とても参考になります。電子楽器とアコースティック楽器の違い(たとえば、電子ピアノとピアノ)を分かり易く解説しています。
また、別の例では、生け花で生花と造花使用、書道で毛筆とマジック使用に例えてその違いを説明しています。
これは寺垣スピーカーと従来のスピーカーの違いに通じるものがありますので、大変参考になります。
「一般に人間の耳には自然界に音に近いほど快いと感じる傾向があります。
そこでアコースティック楽器には天然素材から生まれる豊かで自然な音が追及されてきました」と解説されています。
●小冊子「寺垣武の発想」
(Conception of Takeshi Teragaki) 人に向かう心から技術は生まれる
著者: 寺垣武 企画・制作: 寺垣武研究所 2010年9月16日発行 (非売品)
ニワトリと卵の関係のように、偉大な思想があるところには、その心意気に応えようとする芸術が現れるのだ。
言い換えれば、大きな器があれば大きな心が育つということである。
「人に向く」という思想が根底になければ技術は衰退してしまうだろう。
「どうせ人間はここまでしかできない」という考えが、人間の持つ可能性をどんどん奪ってしまうのだ。
寺垣武氏はデザインやイラストも玄人跣で、最終ページに掲載されている30年ほど前に丸ペン1本で模写された富士風景などには驚嘆させられます。
●「とことん考える癖をつけなさい」 寺垣武著 発行:角川マガジンズ 2008年