寺垣スピーカーの特長を素早く知る
寺垣スピーカーの特長を素早く知るために以下の評論家・お客様のコメントを是非ご一読ください。
◆オーデイオ専門誌「analog(アナログ)著名オーディオ評論家 林 正儀氏による寺垣スピーカーSP300の試聴コメントより
◆特選街10月号「大人のオーディオ入門塾」 著名AV評論家、林正儀氏による「オーディオ塾」にて寺垣スピーカを取り上げていただきました。
【画像をクリックすると拡大します】
◆当社からのコメント
◆お客様のコメントより
寺垣スピーカーSP-300購入に際して、自宅での試聴ができるようにご配慮いただきましたこと本当に有り難うございました。おかげさまで普段音楽を聴いている自分の部屋で、しかも現用の音響機器にそのまま繋いで試聴ができました。数日の試聴の結果、迷わず購入することができ大変感謝しております。自宅に届いて以来、ちょうど3週間がすぎましたので現状を報告させていただきます。
中学以来、大学在学の半ばまで自分でも木管楽器を吹いていた音楽好きで、クラシックを始め、ジャズやポップスなどを含め幅広く親しんできて45年が経ちました。この間、いい音で聴きたいとオーディオ再生装置にも関心を持ち再生音楽を聴いてきました。しかしオーディオ装置に曲をかけて数分すると「何か違うな!」という違和感がいつもつきまといました。LPからCDになってからはスピーカーから流れるアコースチックな楽器や人の声の響きには特にそれが感じられました。通常のスピ-カーのいわゆる円錐形のコーン紙の振動によって伝わってくる音の響きは、楽器が奏でられ空中を伝わって人の耳に達するときの響きとは異なっているからではないかと思われました。ここ10数年の間その違和感を払拭したくて、世評の高い海外製のスピーカーを購入しては買い換えるということが何度かありましたが、期待通りにはなりませんでした。その後、オーディオ雑誌でバルサ材を振動板とする平面波のユニットのことを知りスピーカーを自作してみたところ、少し期待が満たされるものができました。そして今回、寺垣式のスピーカーのことを知った時、これは小生が長年求めてきた、楽器本来の響きが出せる理想的な発音方式のスピーカーに違いないと確信し、是非試聴したいと思った次第です。
自宅に届いてさっそく音を出した時、聞こえてくる音は楽器本来の質感を伴った響きであることはすぐに判断できましたが、同時に高音も低音も少しカットされたようなやや貧弱な感じの音ではありました。しかし心配はしませんでした。それはバルサユニットによる自作スピーカーで経験しており、バルサ材特有のものでエージングによって音は劇的に変わると確信していたからです。1日経ち2日経ちと日が経つにつれて、高音も低音も出てくるようになり、同時に非常に細やかで繊細な響きが得られるようになりました。1週間が経った頃には、クラシック音楽では、弦、管ともにホールで耳にするのと同じ響きがし、残響も精緻でホールの高さや広さそして舞台の奥行きまでしっかり伝わるようになりました。聴いていると自宅の部屋にホールで響いているのと同じものが、まさに「相似形」とでもいえる響きで再現されました。中でも合唱や独唱などの声楽を含む曲では、血の通った人間の声帯から発せられるストレスのない自然な音声がホールに響くさまにただただ感嘆するばかりです。打楽器などは若干苦手かもしれないという評論家の言葉もありましたが、私見ではそんなことはないと思います。通常のスピーカーの音圧で迫る音に慣れてしまっていると、鋭さや迫力に不足すると感じるかもしれませんが、電気的に作られたような音圧の勝った打楽器の響きよりずっと自然で打楽器が持つ本来の響きを感じます。どのジャンルの音楽でもSP-300で聴くと小生には演奏されているホールや録音現場に響いた自然な「生の」音が再現されていると感じられます。
3週間経った今ではエージングも進み、SP-300で音楽を聴く時間がなによりの楽しみで、好きな音楽を聴いて苦楽を共にできる理想のスピーカーがやっと得られたという満足感と幸福感で一杯です。良いスピーカーを本当に有り難うございました。